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緑波ソヨ

狂言回し役

 閲覧頂き誠にありがとうございます。今回『南総里見八犬伝傅』にて狂言回しを務めます、緑波ソヨと申します。

 原作『文七元結』と『南総里見八犬伝』が織り交ざった舞台……全く想像が出来ず。いざ台本(第一稿)を頂き、最初の1ページを開いた時の第一印象と言えば、「なるほど分からん」決して執筆された方を悪く言いたい訳ではなく、「(博打…?サイコロ…?丁・半…?)」と。有名学者の論文を読んでいるかの如く、耳が日本語を日本語として受け入れていない。…これは…ジェネレーションギャップと言うべきか単に知識不足と言うべきか…。

私「何故博打(?)でサイコロ使ってるんですか?」

​ こう放った瞬間の周りの驚いた顔が今でも忘れられません。…サイコロ……、双六でしか使ったこと無いんです……泣。常にインターネットが手に取れる現代。便利な時代になったものだと感心する反面、自分の興味のある分野だけを永遠と眺めてしまうが故に他の分野が著しく乏しくなるSNSの怖さを実感しました。勉強します。

​ さて、今回狂言回しとして仲介役を努めさせて頂く私ですが、日々課題が増えていく一方でございます。その中でも特に難航してるものが、いざ台本を目の前にすると"音読"になってしまうこと、そして"伝わらない"こと。私が大好きな方のお言葉「自分の言葉に落とし込む」………刺さる。とても刺さる。これがどうしても克服出来ない苦手な課題なんです。調べて文章の意味を台本から理解するだけでは駄目なんだと気づいたのはつい3日前。普段何気なくしてる会話も、自らの思考の上で成り立っているもの。つまりアウトプットが重要、以上。以前より頂いていた「台詞を10割一言一句覚えるな、6割覚えろ。」という代表からのご指導。自分の思考で自分の言葉として放つ為にどれほど重要なものだったのかと気付きました。(今更ではございますが)「悪くない=良い」という訳では無い。これを念頭に無駄なプライドと伸びた鼻を日々へし折り(へし折られ)ながら全力を注ぎます。本編とは関係の無い話ではございますが、舞台本番6日前に誕生日を迎える私。18歳の最初を飾る舞台、素敵な思い出になればな…!と。その為にもまずは今を一生懸命に。3日坊主、動きます。残り1ヶ月、一同全身全霊で取り組ませて頂きます。1/19〜1/22『南総里見八犬伝傅』乞うご期待!!!

G/9-Project

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