今回のミスキャストの大道具は横山君が担当している。
思い起こせば数年前までは、『図面って何？美味しいの？それ』ってな認識しかなかった彼が、今やキャドソフトを駆使して設計図を作り、材料の買い出しから組み立てまで、八面六臂の活躍を見せている。
いやはや頼もしく育ってくれたものである。
さて、この大道具だが、こいつがいつも公演を画策する時にかなり大きな壁として俺たちの前に立ち塞がって来やがる。
物語のイメージに合う設計をして、時間とお金と睨めっこして、「どこで作るんだ？」「どこに置いておくんだ？」「どうやって運ぶんだ？」
も～ね、お金が潤沢にあるんなら良いけど、貧乏劇団はいつだってカツカツ。
因みに今、横山君は彼が作ったパネルの群れに囲まれて寝ていますよ。
でもそんな彼は、「自分の作った大道具に囲まれて寝ていると、公演への期待感に溢れて来て幸せです！」なんて強がりを豪快に言ってのけるわけですよ。
燃えないわけにはいかなじゃないですか！彼の努力に応えないわけにはいかないじゃないですか！
と、言うわけで、今日もこれから役者・横山をビシビシしごきに行って参ります！
皆さんこぞってご来場下さいね♪
劇団員一同心よりお待ち申し上げます！
文責:仲尾
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